La Playa “Wine with Purpose”
ラ・プラヤ “目的を持ったワイン”
【目的】 “五感を再び研ぎ澄ませよう”
ラ・プラヤはチリの海岸や川、湿地の維持活動を通して人々に働きかけ、環境保全意識を高めたいと願っています。 ラ・プラヤのワインを1本飲む度に、大きな目的の達成に協力することができます。それは環境問題をサポートする国際的な同盟に参加することになるからです。
ラ・プラヤでは環境に配慮しながら造ったワインを通して、地元の風土や人々の魅力と、その恵みの果実のすばらしさを最大限アピールしています。
【歴史】
ラ・プラヤ・ワインズは、太平洋沿岸地域でブドウ栽培をしているワイナリーという共通点によって結びつけられた2つのファミリーのパートナーシップから生まれたワイナリーです。
チリ・コルチャグア出身のスティル(Sutil)ファミリーと・カリフォルニア州ナパ・ヴァレーのアクセルセン(Axelsen)ファミリーは、チリの優れた地理&気候条件にほれ込み、1990年、コルチャグア・ヴァレーのペラリーリョを流れるティンギリリカ川のほとりでブドウ栽培を始めました。それが、ラ・プラヤ・ワインズの誕生です。
現在、両ファミリーの2世代目が共同でのワイン造りを継承しています。新世代の彼らは生態系、特に海岸の環境保護プロジェクトに更に熱心に取り組んでおり、2020年、ラ・プラヤ・ワインズはその目的を一歩進めて、“環境の保護&維持を支援する手段”としてワイン・ビジネスを展開していくことを決定しました。
具体的には”1%FOR THE PLANET”(※後述)のメンバーの一員となることで、収益の1%を海岸線の回復と保護に貢献する地元の非営利団体に寄付しています。
【企業哲学】 “目的を持ったワイン” Wine with Purpose
〇海岸の保護に取り組む理由
人々の心に“変化”を生み出すため。 海岸地帯には何千種もの生物が生息しており、人類が生態系を壊すのではなく守るほうへと方向転換する時間はまだ残されているのです!
〇ワイン造りと海岸地帯との関係
チリは細長い形の国で、水は東から西へ、アンデス山脈から太平洋へと流れ込みます。 水は川を流れて谷を通過する際ブドウ畑をうるおし、地域の村々に生活用水を提供しています。
しかし残念ながら、水源に捨てられたゴミや液体廃棄物が川や海を汚染しています。そして湿地帯や海岸の生態系に深刻なダメージを与えているのです。
〇目的を持ったワイナリー
ラ・プラヤ・ワインズは2020年、”1%FOR THE PLANET”の公式メンバーとなりました。(*南米で初めて加盟したワイナリーです。) また他の企業や個人がこの同盟に参加してくれることを切望しています。
※“1% FOR THE PLANET”とは・・
人類にとって最も差し迫った課題である“地球環境保護”に取り組む企業、個人、非営利団体のグローバルネットワーク。米パタゴニア社(アウトドア商品の会社)の提唱で始まったムーブメント。
会員は売上の1%を環境保護活動のために寄付します。また会員に日常の行動を通じて環境問題の解決をサポートするよう促し、戦略へのアドバイス、寄付の証明、ネットワークの影響力を強めるための活動を行っています。
〇海岸地帯の保護活動ヘの投資
毎年ワイン販売による収益の1%を“1% FOR THE PLANET”を通して、海岸線保護に携わる地元の非営利団体に寄付しています。
2021年にはプンタ・デ・ロボス財団に寄付を行い、当財団による植林プログラムでは19種類の貴重な在来種の樹木2,500本が講演に植えられました。またコルチャグア・ヴァレーの農村の学校を対象とする環境教育ワークショップを支援。生徒たちは海岸保護活動について学んでいます。
【サステイナビリティ】
ラ・プラヤは地域社会の良き隣人として地元の土地と環境を大切に守り、労働者の可能性を尊重し促進する持続可能な価値観の確立を目指しています。
〇ワインセラーは自然光を最大限取り込むよう設計。リサイクルされた材料を天然の断熱材として使用。
〇2017年、水の節約と再利用の様々な対策を導入。1日250万L(25,000回分のシャワーに相当)の消費量削減に成功。
〇セラーの境界フェンスの材料に、20,000kgの金属屑(自動車24台分の原材料に相当)を使用。
〇毎年、紙と段ボール(樹木24本分に相当)をリサイクル。
〇コミュニティ内での活動
各社員のニーズに合わせた研修を実施。実験資材の寄付やワイナリーへの遠足を通じてコルチャグア・ヴァレーの学校をサポート。地元の消防署に対するコミュニティ・サポート。
〇ブドウ畑での活動
環境に優しい製品を選んで使用。毎年93万kgの有機廃棄物をブドウ畑の肥料として活用。
〇地元に生息する動植物の保護&存続活動
ティンギリリカ川に沿って伸びるブドウ畑の境界地を“生態的回廊”※として保護。
※生態的回廊biological corridorとは
動物の生息地を森林や河畔植生などで結び移動路を確保することで、地域全体の生物多様性や特定種の存続可能性を高めることを目的とするプロジェクト。
【5つの認証】
(1) Certified Sustainable Wine of Chile
2011年に制定されたチリワイン業界のサステイナビリティ・コード。グリーン(ブドウ畑)、レッド(醸造工程)、オレンジ(社会的貢献)、パープル(観光事業)の4分野の各条件においてワイン製造会社を認証し、持続可能なワイン生産のガイドラインとなっています。
※現在ラ・プラヤは、グリーン、レッド、オレンジの3分野で認定を受けています。パープルは新設されたばかりのカテゴリーで来年から認定が開始。ラ・プラヤは1月に認定される予定です。(ワイン・ツーリズムのためのホテルを所有しているため)
https://www.sustentavid.org/en/vinas-certificadas/認定ワイナリー掲載ページ。
(2)1% FOR THE PLANET
米パタゴニア社(アウトドア商品の会社)の提唱で始まった、“地球環境保護”に取り組む企業、個人、非営利団体のグローバルネットワーク。収益の1%を環境保護活動のために寄付。
(3) Vラベル=ヴィーガン認証
EVU(The European Vegetarian Union)ヨーロッパベジタリアン連合(スイス)による認証
基準:動物性成分不使用、動物由来GMO不使用、動物実験禁止、
(4) BRC=英国小売業協会(British Retail Consortium)が 1998 年に開発した食品安全基準の認証制度。
BRCが直接認定するのではなく指定された絵第三者がコンサルティングから認証までを代行。
(5) Wine in moderation(EU,ブリュッセル)
世界に向けて適切な飲酒と飲酒の社会的な責任についての啓蒙を進める団体。2008年に欧州ワイン部門が立ち上げた社会的責任プログラムを推進。マスター・オブ・ワインはこの団体とタイアップし、ワインを飲む上での社会的責任とその理解のための教育を行うことを宣言。節度と責任を持ったワイン飲酒への理解は、M Wのタイトル獲得の必須条件に加えられました。
【ラ・プラヤ ブランド】
チリのさまざまな谷(ヴァレー)は、太平洋のフンボルト海流がもたらす冷涼な気候のおかげで、世界でも稀にみるワイン造りに最適なテロワールに恵まれています。
海岸からの涼しいそよ風が谷の内側のブドウ畑に吹き込み、ラ・プラヤのブドウ畑に沿って流れる川を遡っていきます。 この比類のない気候条件により、それぞれのブドウ品種の最良の特性を表現するフレッシュで活気に満ちたワインを生み出すことができるのです。
≪ヴァラエタル・シリーズ≫
ブドウ品種の特性を表現するフレッシュで親しみやすいワイン。 鮮やかに際立つフルーティーなアロマとフレーバーが、若々しさ、純粋さを感じさせる、シンプルに楽しめるワインです。
≪レゼルバ・シリーズ≫
テロワールのアイデンティティを忠実に映しだす幅広い品種を採用。
白ワイン用品種及びピノ・ノワールは涼しい海岸地域の谷で栽培されており、フレッシュで生き生きとした濃厚な香りを放ちます。一方、赤ワイン用品種は山間の谷から来ており、寒暖差が激しい理想的な条件の下、円熟したうまみたっぷりの果実味を身に着け、フレンチオーク樽による熟成によって見事に仕上げられています。
≪グラン・レゼルバ・シリーズ≫
各ブドウ畑最高の区画から生み出される限定生産の高級レンジ。醸造家はあらゆる技術を駆使して、それぞれの品種の特性を引き出しています。 果実味と樽からのトースト香が融け合った印象的なワインで、 豊かな芳香の層が五感を目覚めさせ素晴らしいインスピレーションを与えてくれます。