フランス南西部、ピレネー山脈とアドゥール川の間にあるマディランのワイナリー。地元品種タナ種の個性が光るワイン。
シャトー・ペロスは、マディランAOCの最南端に位置する地所。”石ころだらけの場所”を意味するペロスの畑は、マディランで唯一といわれる完全南向きで、たっぷりと陽光を浴びたブドウから上質なワインが生まれます。21世紀を迎える変わり目の年に、ガスコーニュ地方の名家レグルグ・ファミリーに経営が受け継がれました。
マディランの伝統品種であるタナは、他にはアルゼンチンでしかほとんど栽培されていない珍しい品種。ブラックフルーツ、タバコの風味にほのかなメントールの香り漂う、非常に骨格のしっかりした個性的なワインとなります。
女性醸造家コリーヌ・ランヨの手により、はっきりとしたマディランらしさを感じさせつつも、いわゆる”古風な”重いタイプではなく、豊かな果実味とそれを支える繊細でなめらかなタンニンが魅力の、ボルドー・スタイルのワインが生み出されています。