クロ ペペ ピノ ノワール サンタ リタ ヒルズClos Pepe Pinot Noir Santa Rita Hills

ローリング・ワイン・カンパニー
Loring Wine Company

2000年代初め、彗星の如く現れたカリフォルニア・ピノノワール生産者。
ブライアン・ローリングは初期のカリフォルニア・ブティック・ワイナリーのピノ・ノワール生産者の一人であり、全く未知の分野に飛び込んだ開拓者だった。(彼は元ソフトウェア・エンジニア)
大学時代、ハリウッドのワインショップで働いていたブライアンはショップの経営者の一人が熱狂的なブルゴーニュ・ファンだったことから、ブライアン初のブルゴーニュ・ワイン体験は、デュジャック、アンリ・ジャイエ、DRCといった錚々たる造り手のワインの洗礼を受けた。

セールスコピー

カリフォルニア・ピノ界で最も注目を浴びるピノ・フリークな生産者。いかにもニューワールドらしい濃厚さとバランスの良さが魅力。

栽培・醸造

クロ・ペペ・ヴィンヤードはサンタ・リタ・ヒルズの北部の谷にある。砂地土壌で、非常に濃厚でしっかりとした味わいのブドウになり、ホワイト・ペッパーやベーキング・スパイス(シナモン、アニス、クローブ、カルダモンなど)の風味を持つ。クローン115、777。フレンチオーク樽(新樽15%)で10ヶ月熟成。生産量: 150ケース

テイスティングコメント

【メーカー・コメント】明るく輝くルビー色。ブラック・ラズベリーのアロマ、フレッシュなバラの香り、背後に控えるスモーキーなミネラル香。口当たりはシルクのように滑らかで甘く、濃厚なレッド・ベリーやダーク・ベリーの風味にあふれ、空気に触れるにつれ、いきいきとした味わいが広がる。豊満さと活力が結びついた非常に鮮やかな印象、ゆっくりと熟成されるタンニンと素晴らしい余韻が楽しめる。
【ワイン・アドヴォケイト(ジェブ・ダナック氏評価) 90～93点】このワイナリ-が産み出す素晴らしいワインの一つ。スパイス、ドライ・フラワー、ブラック・ラズベリー、ポプリのアロマに満ちた、エレガントでピュア、チャーミングなピノ・ノワール。2014年ヴィンテージよりも酸味が穏やかなミディアムボディ。スパイシーな風味に満ちたミディアムボディで、口当たりもなめらか、完璧なバランスとレッド・プラムの塊のような風味、スパイス、潰したベリー、フローラルな個性。極め付けのピノ・ノワールで、10年以上の長期熟成が可能。
【カリフォルニア・グレープヴァイン 92点】明るめのルビー色。活気に満ち濃厚で奥深く、土の香り、ラズベリー、チェリーのアロマとコーラや森の下草のニュアンスがある。ミディアム～フルボディ。味わいはリッチで肉付きが良く、チェリーやレッド・ベリーの風味と深みのあるしっかりとした酸味、そして豪華な印象がある。程よいタンニン、長く尾を引く余韻。早熟で豊かな果実味にあふれ今すぐに充分楽しめるが、数年の熟成を重ねると頂点に至るだろう。非常にお奨めの一本。
【スティーブ・ハイモフ氏(ワイン・エンシュージアストの元西海岸担当者評価)94点】
クランベリーやトマトの香り、それを上回る完熟プラムのアロマと樽からの上質なバニラ香にあふれている。スパイスの風味が効いていて、特に後味に顕著である。豊かな酸味とソフトでシルクのように滑らかなタンニン。舌を躍らせるすばらしいピノ・ノワール。