シャトー・ペロスは地元の方言でヴィック・ビル(古い地方)の中心にあります。タナ種の個性が光るワイン。
シャトー・ペロスは、特殊なテロワールとマイクロ・クライメート(微気候)に恵まれ、他の生産者とは一線を画した存在です。岩だらけの荒地のようなブドウ畑は完全な南向きで、ブドウはたっぷりと陽光を浴びています。
マディランの伝統品種であるタナは、他にはアルゼンチンでしか栽培されていない珍しい品種。ブラックフルーツ、タバコの風味にほのかなメンソールが香る、非常に骨格のしっかりしたワインとなります。ペロスではかつては”ボルドー醸造学の父”と呼ばれたエミール・ぺイノー教授が、そして現在も世界的に高名なステファン・ドゥルノンクールがコンサルタントを務めています。
女性醸造家コリーヌ・ランヨの手により、はっきりとしたマディランらしさがありながらいわゆる”古風な”重いタイプではなく、豊かな果実味とそれを支える繊細でなめらかなタンニンを存分に楽しめる、ボルドー・スタイルのワインが生み出されています。