ヘリテージ・プレミアム・レンジ ”リザーブ・シリーズ” 登場!
【生産者】Chateau Cristi シャトー・クリスティ
シャトー・クリスティの創業者ウラジーミル・クリスティは政治的、社会的な重要人物であり、キシナウ市長を務めた真の愛国者でした。さらにモルドバのワイン造りの歴史にも輝かしい足跡を残した、才能あふれるワイン醸造家でもあったのです。 ウラジーミルが古くからの伝統を土台に研究を重ね完成させたワインは、ロシア公室御用達として高く評価されていました。
2015年以来、シャトー・クリスティは、ウラジーミルの名と偉大な一族のワイン造りのレシピを復活させました。高貴なファミリーを敬い支える人々の高い技術により、一族の伝統である”ワイン造りへの情熱”と”品質への忠誠”はしっかり受け継がれています。
≪ウラジーミル・クリスティ 略歴≫
1882年 グレゴリー・クリスティとメアリ・トルベツカヤ王女の間に誕生(ロシア帝国の政治・軍事の要職を歴任し皇帝に忠実に仕えた貴族及び政治家の家系)
1901年 モスクワ大学法学部入学。その後、フランス・モンペリエの農業アカデミーでワイン造りを学ぶ
1910年 ベッサラビア州(現モルドバ)の貴族として認定される
1912年 オルヘイ地区のブドウ栽培&ワイン醸造委員会のメンバーとして活動を開始
1916年 オルヘイ地区に391区画、キシナウ地区に511区画の農園を所有
1917年 ロシア革命後、ベッサラビア州で臨時政府の地方委員補佐官に任命される
1917年 ベッサラビア州執行委員会のメンバーとして州の最高責任者となる
1938年 キシナウ市長に任命される
1939年 市長の職務を果たしつつ、ベッサラビア州ワイナリー組合の活動に積極的に参加
Valul lui Traian ヴァルル・ルイ・トラヤン
シャトー・クリスティのブドウ畑はモルドバ南部のヴァルル・ルイ・トラヤン(トラヤヌスの城壁)と呼ばれる地域に広がっています。ローマ帝国を蛮族から守るためトラヤヌス帝の命により建築された2つの城壁の間に位置するエリアで、フランス・ボルドー地方と同じ北緯47度線上にあります。 黒海とティゲチ丘陵の森の影響を受ける気候で、風通しが非常に良く土壌も軽く肥沃で、ブドウの栽培に最適な条件を備えています。 この地で育くまれるブドウは洗練されたアロマで名高く、ワインに花やドライフルーツの香り、豊かな色合い、奥深く繊細な味わいを与えてくれます。