彼の運命を変えた、カレラとノーマン・ベコとの出会い!
1980年代のアメリカでのピノ・ブームは彼にとっては満足の行くものではなかった。 カレラとの出会いがきっかけとなり他のカリフォルニア・ピノの魅力に気づいた彼は“ウィリアムズ・セリエム”“シャローン”“サンフォード”といったワインに親しんでいったのだった。
やがて“コットンウッド・キャニオン・ワイナリー”のワインメーカー、ノーマン・ベコと親交を結んだブライアンは、ワイン・ビジネスの道に足を踏み入れる。1997年ヴィンテージの仕込みを手伝った彼は自身のピノ・ノワール2樽を醸造する経験を得、いよいよ“ローリング・ワイン・カンパニー”が産声をあげることとなった。 ノーマンにワインの醸造について1万もの質問を浴びせかけたブライアンは、完全にワイン造りにのめり込んでいく。
そして自身のワイナリーにLoring Wine Companyと名付けた。
実はワイン・カンパニーの部分は、“カレラ・ワイン・カンパニー”のオーナー、ジョシュ・ジェンセンへのオマージュなのである。 彼はカリフォルニアでも素晴らしいピノ・ノワールを造ることが出来るということを教えてくれた人物なのだ。
ピノ好き垂涎~超一流のシングル・ヴィンヤード・ピノ・ノワール
ゲイリーズ、ロゼラスはDRCラ・ターシュの苗木が母株のピゾーニ・クローンで超有名
これらの一流畑のブドウはゲイリーズが15、ロゼラスで12の生産者にしか供給されません。
グラハム・ファミリー(Graham Family)、キーファー・ランチ(Keefer Ranch)、デュレル(Durell)、ロゼラズ(Rosella's)、ゲイリーズ(Gary’s)、ラッセル(Russell)、オーバイン(Aubaine)、クロ・ペペ(Clos Pepe)、カーガサキ(Cargasacchi) 全生産量は7,000ケースで輸出は僅か10%。