【Grand Cru VERZY ・・ヴェルジィ村のグランクリュ畑100%】
モンターニュ・ド・ランスはランスの街の南、標高300mほどの高地の周りに広がるシャンパーニュ地方きっての銘醸地でシャンパーニュ産ブドウの8割を生産しています。土壌は白亜石灰質で、ピノ・ノワールの栽培が多いことで知られ、特に上質なブドウの産地としてグラン・クリュに認められた村が9つあります。
ビュルロ・ナエのブドウ畑はヴェルジィ村(Verzy)にあり、100%グラン・クリュです。
面積およそ5ha、平均樹齢35年の畑は、15cmほどの表土の下に分厚い白亜質層が広がる土壌。ブドウ栽培においては、減農薬栽培法を取り入れています。
毎年収穫後、1ha分(全体の20%)の選び抜いた最良のブドウをRM(自社元詰め)分として醸造し、残り80%は長年取引のあるヴーヴ・クリコ社へ提供しています。
【すべて手作業!クラシックな伝統的醸造法】
収穫したブドウを、外側がステンレス、内側は鋳物ホーロー製のタンクで醸造し、ベースとなるワインを造ります。
昔から使っているタンクなので、最新技術の装置(たとえば温度調整機)などの設備の助けを借りることなく、自然の温度で醸造し(※温度は、およそ13度くらいに保たれています)、発酵は自然な流れに任せています。
2次醗酵に備えての瓶詰めは4月に行います。ヴェルジィ村の白亜質土壌の壁を切り崩して堀上げた天然セラーに運ばれたボトルは、デゴルジュマン前まで熟成され、ドザージュが行われます。コルクはもちろん、息子のマクサンスが勤めるOLLER社のフランス産のものを使用しています。