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メゾン・オリヴィエ・トリコン

いつでもどこでも気軽に楽しめる、カジュアルでモダンなシャブリ!

外地アルジェリア育ち、スポーツと冒険が好きなタフガイのオリヴィエは、ワイン造りに関しては大変繊細な一面を見せ、それがワインに反映されています。
ボーヌで栽培醸造学を学びフランス各地のブドウ畑で経験を積んだオリヴィエは、父が起こしたドメーヌ・ド・ヴァルーのセラーマスターに就任。相前後して、ワイン仲買人からワイン商へとビジネスを発展させていきます。1998年にドメーヌの経営を受け継ぎ、自社ワインの生産を伸ばすとともに、ブドウを購入し自社で醸造&販売するネゴシアンとして”メゾン・オリヴィエ・トリコン”ブランドを立ち上げ、成功を収めました。安定した品質と生産工程の完全管理のため、収穫期中に購入する完熟ブドウは全て自社ワイナリーで圧搾、熟成。ACブルゴーニュからシャブリ・グランクリュまで幅広く生産しています。
オリヴィエは大の親日家で頻繁に日本を訪れており、”シャブリ・プレミアム”は日本向けに特別に開発されたワインです。

Maison Olivier Tricon
メゾン・オリヴィエ・トリコン

【ワイナリーの哲学】“喜びを分かちあうひと時”
ワイン、それは共に生きる人々と分かち合える喜びです。
メゾン・トリコンがプロデュースするのは、気軽に楽しめるシャブリ。あなたの気分次第で、いつでもどこでも、仲間との喜びの瞬間を作り出せるのです!

【シャブリについて】
辛口白ワインの代名詞ともなっているシャブリは、フランス・ブルゴーニュ地方最北部、パリとディジョンの間にある栽培地域で、シャンパーニュとコート・ドールの一部に隣接しています。シャルドネの栽培エリアは5,000ha、4つのアペラシオン(原産地呼称)に分けられています。
1)プティ・シャブリ
台地の高原畑から生まれる、ミネラルの香りが効いた軽やかなワイン。食前酒に最適。フレッシュさが身上。面積約100ha。
2)シャブリ
北~東に広がる日当たり抜群の高原や丘陵畑から生まれるフルーティーでコクのあるワイン。2~3年の熟成が可能。面積2500ha以上。
3)シャブリ・プルミエクリュ
南~西に開けた日当たり抜群の丘陵の一級畑から生まれるワイン。モンマン、フルショーム、ヴァイヨンなど数多くの銘醸畑がある。熟成するとヘーゼルナッツやフレッシュバター、ハチミ ツの豊かな香りが花開く。面積約750ha。
4)グランクリュ
ヨンヌ川の支流スラン川右岸の険しい斜面に広がるシャブリ村と フィエ村の特級畑から生まれるワイン。7つの特級畑はそれぞれ はっきりとした特徴がある。高貴で繊細、エレガントな味わいで グレート・ヴィンテージは15年ほど熟成可能。面積2500ha以上。

【シャブリの気候とテロワール】
厳しい大陸性気候。遅霜による樹液凍結を防ぐために畑にズラリと並べられた小さなストーブは、シャブリの早春の風物詩です。(一晩中、寝ないで火を絶やさないようにしなければならない重労働です!)一方、7月にはカラっとした暑い日が続き、完熟したブドウは糖分と酸が豊かに乗り、シャブリ・ワインにすばらしい豊かさと最高の熟成をもたらします。土壌は、数百万年前に形成されたキンメリジャンという特殊な泥灰粘土石灰質土壌。カキ貝の化石がたくさん混じっており、シャブリ・ワインの特性である豊かなミネラルの源となっています。

【ブドウからワインになるまで】
トリコンのブドウ畑は、常に環境に配慮した持続可能な農法で管理されています。石ころだらけの土壌、困難な生育条件で育つシャルドネは、収穫量が少ない代わりに、豊かな風味と味わいがぎゅっと凝縮されています。

所有畑はシャブリを取り巻く丘の中腹にあり、南西及び南東向きで日当たり抜群です。ドメーヌはシャブリ村の外の高台に位置し、360度一面のブドウ畑というパノラマが楽しめます。43haの自社畑から、シャブリ、シャブリ・プルミエクリュ・モンマン、シャブリ・プルミエクリュ・モンテ・ド・トネル、シャブリ・グランクリュ・ブーグロのワインを、“ドメーヌ・ド・ヴァルー”ブランドで生産しています。また2001年には、完熟ブドウから作る白ワインの増産をめざし、ブルゴーニュ・シャルドネ・シュル・トネルのアペラシオンに属する6.5haの日当たり抜群の畑を取得しました。
一方、オリヴィエ・トリコンのブランド名で、ネゴシアンとして購入したブドウを自社製造&販売し、カジュアルでリーズナブルなシャブリで市場をけん引しています。

醸造においては、シャブリ・ワイン特有のさわやかな味わいを生み出すため、ステンレスタンクを使用。グランクリュに関しては複雑な風味と味わいを活かすためオーク樽が用いられます。
どちらの場合も、特別な圧搾手順、低温発酵、長い醸造期間、収穫後12〜18ケ月間の瓶詰めが、共通する特徴です。

≪まとめ≫
土壌: ジュラ紀前期の化石を含む灰土石灰石(キンメリジャン)
ブドウ品種: 白ワイン=シャルドネのみ
赤ワイン=ピノ・ノワールのみ
ブドウの管理:
アルコール度数を調整するため、一週間に2回、200個のブドウ 粒をサンプリングしてブドウの重さ、酸度、pHを計測。
収穫時: 畑のブドウ中のSO2(二酸化硫黄)~2g/hl
圧搾時: ブドウ液のSO2(二酸化硫黄) ~4g/hl
ブドウ液の選別:
2つのランクに選別。それぞれ12時間、24時間経過したもの。
ベントナイトとカゼイン(清澄剤)を添加。
液中の澱が150~200NTUになるまで清澄。
※NTU=液体の不透明さの程度をあらわす単位。
アルコール発酵:
酵母添加。必要に応じてシャプタリザシオン(補糖)。
ワイン密度1,040g/mlまでタンク内を15℃に保ち、その後、 20℃に設定。発酵終了時の密度=993g/ml。
完全分析:アルコール度数、残糖度、総酸度、揮発酸、全硫黄、 遊離硫黄、pH。
乳酸発酵: 熱衝撃を与えて発酵を引き起こす。
安定化: 二酸化硫黄添加 ~5g/hl
クロマトグラフィー・コントロール完全分析+鉄と銅の検査
冷却処理(4~5℃)による安定化
ベントナイトによるワインの清澄
清澄: 珪藻土(ろ過剤)によるろ過
ステンレスタンクで保存後、最後のろ過
ボトリング:
必要に応じて、タンパク質含有量の最後の分析、検査
コールドテスト72時間

生産本数: 5万本 うち80%が輸出用
主な輸出先:
アジア(日本、中国・・)
ヨーロッパ(ロシア、イギリス、ドイツ、ベルギー、オランダ、 ノルウェイ)
他 ブラジル、USA,カナダ、オーストラリア

【ドメーヌの歴史】
ドメーヌ・ド・ヴァルーは1956年、トリコン・ファミリーによって設立されました。オリヴィエの父ジャン・ピエールと叔父のクロードがドメーヌ・ド・ヴァルーに最初のブドウを植えたのは1972年。兄弟は有名なパルグの丘の中腹に13haの土地を取得、ブドウ畑を開墾し、シャブリの主要なアペラシオンのワインの生産に乗り出しました。
1998年からは、オリヴィエがドメーヌを経営しており、伝統と品質基準を継承しています。
オリヴィエは両親から伝えられた遺産を大切に守ることも非常に重要視しています。たとえば 17世紀まで遡れるブドウ園の2つの石造りの小屋を修復し、畑仕事の合間にその中で休憩し、かつてそこで風雨を凌いだ古(いにしえ)の人々に思いを馳せています。

【オーナー、オリヴィエ・トリコン】
外地アルジェリア育ちの豪放磊落なスポーツマン、オリヴィエ。愛車のオートバイと同様、畑では巨大なトラクターを自在に乗り回し、自家用飛行機の免許も持ち、ツーリングや渓流クライミング、スキーなどアウトドアを極めるタフガイ。しかしワイン造りに関しては大変繊細な一面を見せ、それがワインに反映されています。
ボーヌで栽培醸造学を学びフランス各地のブドウ畑で経験を積んだオリヴィエは、シャブリにドメーヌ・ド・ヴァルーを興し自社ワインのボトル販売強化を望んでいた父のもとに戻り、1980年、セラーマスターに就任しました。相前後して、ワイン仲買人からワイン商へとビジネスを発展させ、1998年にドメーヌ・ド・ヴァルーを受け継ぎます。村から4 km離れたドメーヌからはシャブリ全体を広く見渡せ、自分のアイデンティティを確立し、独自のヴィジョンで仕事を進められるようになりました。ドメーヌは順調に発展を続け、所有畑は40ha以上となり、ワインの販売数も伸び続けたため、やがて生産方針の転換を迫られることになりました。そして、シャブリの他のブドウ栽培業者からブドウを購入し自社で醸造、販売するネゴシアン業を並行して始めることになったのです。
安定した品質保証と生産工程の完全管理のため、収穫期中に購入した完熟ブドウは全て自社セラーで圧搾、熟成させています。そしてACブルゴーニュからシャブリ・グランクリュまで幅広く生産しています。
慎重かつ志の高いオリヴィエは、20名ほどからなる優秀なワインチームを作りました。中でもワイン生産者の孫娘である妻ヴァレリーは、夫へのサポートを惜しみません。
オリヴィエ・トリコンは、世界中の市場で存在感を示し、ワインを販売しています。特にロシア、ドイツ、スカンジナビア、日本、中国などに足繁く通い、多くの発見をし、顧客と過ごす時間を楽しんでいます。
“ひとたびワインが瓶詰めされたら、語ることは私にはあまりないのです。むしろワインそのものが雄弁にあなたに語りかけるでしょう。その楽しい時間を皆さんと共有するのが私の楽しみなのです。 byオリヴィエ・トリコン

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